「物流塾」開催の回顧録〜その12〜
いよいよ2024年以降の物流塾
2024年は何かと物流改革が叫ばれているが、物流改革は今に始まった問題ではない。複雑系の業務改革のためには、人と情報と機械について多変量解析すべきなのだが、これらの問題にソリューションを提示できるシステムとしてはAIが不可欠のように語られている。AIの活用の前にリアルタイムで様々な情報をセンシングできるIoT、センサーネットワークが機能しなくてはならないのだ。その後ろにビッグデータ解析の機能が待っているのである。
また、インターネット協創社会と言われているわけだから、私がかねてより主張している情報民主主義のコンセプトを物流塾でも発信させていただきたい。マイクロメディア研究所の課題の一つとして、デジタルコンピューターを超えるアーキテクチャとアルゴリズムを実現できるマイクロメディアの開発出現に期待しているところである。量子コンピューターにそれができるか否かが問われている。
この記事の作者
西田光男
ロジスティクスIT研究所