物流・製造現場のDXを加速するAINECT®

◆40年の実績が結実した革新的WMS◆
アイオイ・システムは40年以上にわたり、デジタルピッキングシステム(以下DPS)をはじめとする生産性向上・ミス撲滅ソリューションを提供してきた実績を持つ。今回、物流DXコーディネーターとして、更なる進化を遂げたWMS(倉庫管理システム)「AINECT®」をリリース。ハードウェアとソフトウェアを統合したトータルソリューションで、現場の課題解決、効率化、作業品質向上を実現します。
◆AINECT®とは◆
ピッキング作業の効率化、在庫の可視化、生産性の把握を可能とし、トータルソリューションを実現する拡張性に優れたWMSです。柔軟性と高い拡張性で、様々なシステムとのシームレス連携を実現。ハード・ソフト両方から現場課題にアプローチし、現場の改善や物流DXをサポート。省人化・省力化を実現します。(※AINECT®は、AIOIと「つながる」CONNECTをあわせた造語です。)
◆AINECT® が解決する現場の課題◆
多くの企業が抱える倉庫管理の課題に、AINECT®は的確なソリューションを提供する。
* 入出庫作業のデジタル化
* 倉庫業務の効率化・品質向上
* コストを抑えた現場に最適化されたシステム構築
* 複雑な操作を簡素化し、誰でも簡単に使えるシステム
* 現場ニーズに合致したWMS導入
◆AINECT®の3つの特長◆
- DPS/DASとのシームレス連携:従来手作業で行っていた生産性算出を自動化。業務を行うだけでリアルタイムなデータ取得が可能となり、作業のシンプル化と生産性向上を実現。
- 汎用性の高いセミスクラッチ型ソフト: 表示器やマテハン開発の豊富な実績を持つアイオイ・システムだからこそ実現できた、DASや*PPS®とのスムーズな連携。標準搭載のインターフェースが導入を容易にする。
- 現場起点のWMS開発:作業の平準化により、属人化を解消し、作業ミスを撲滅。教育時間削減によるコスト削減にも貢献する。
(※PPS®(プロジェクションピッキング)とは、プロジェクターでピッキングの場所を「光と映像」で指示する、アイオイ・システム独自の作業支援システムです。)
◆AINECT® 導入による4つのメリット◆
- **コスト削減:** 庫内作業プロセス(入荷~出荷、在庫管理)全体の効率化により、作業時間短縮とコスト削減を実現。
- **情報の透明化:** 在庫データの一元管理により、情報共有を促進し、迅速な意思決定を支援。
- **リアルタイムな在庫管理:** 正確な在庫情報をリアルタイムに把握。迅速な入出荷対応を可能にし、顧客満足度向上に貢献。
- **競争力強化:** 倉庫業務全体の効率化と在庫精度向上により、企業全体の競争力強化
を実現。
◆AINECT®の6つの基本機能◆
- 入荷検品管理:デジタル機器による検品で人為的ミスを削減、リアルタイムな在庫把握を実現。
- 入庫管理:最適な保管場所を提案、倉庫スペースの効率的利用を支援。デジタル機器活用で入庫作業を迅速化・正確化。
- 在庫管理:リアルタイムな在庫把握で過不足を防止、在庫適正化によるコスト削減を実現。ロット管理、賞味期限管理にも対応。
- 棚卸管理:棚卸作業時間の大幅短縮、在庫データの信頼性向上。
- 出庫管理(ピッキング):ヒット率や出庫傾向に基づく最適な商品配置で作業時間短縮。バーコード/RFID活用でエラー削減。
- 出荷検品管理:デジタル機器による効率的な検品で誤出荷を防止、顧客満足度向上。ロット情報・シリアル番号管理でトレーサビリティを実現。
◆AINECT®機能一覧◆
◆WES(倉庫運用管理システム)としてのコア機能も搭載◆
AINECT®はWESのコア部としても活用可能。既存システムとの連携はもちろん、アイオイ・システムのデジタル表示器、ピッキング/仕分システム、AGV/AMR、その他ロボティクスとの連携により、現場のセミオートメーション化を推進し、更なる効率化を実現する。
◆オンプレミス版とクラウド版に対応◆
AINECT®は従来のオンプレミス版に加えてクラウド版を2025年3月26日よりリリース。
クラウド版は多くの物流現場が構造的に抱える物流波動への対応にあたり、スペック的に柔軟なスケーリングができるところがポイントとなり、最初の契約はミニマムで予算的にも軽い契約でスタートが可能となりました。
◆クラウド版ログイン画面イメージ◆
◆新たな戦略と未来の展望◆
*現場貢献と社会貢献の最大化*
これまで培ってきたノウハウと製品の強みを最大限に活かし、物流現場における更なる効率化の向上を目指します。特に中規模の物流施設や現場をターゲットに、AINECT®の導入を促進し、現場の課題解決と生産性向上に貢献します。
*新領域へのチャレンジ*
WMS市場における新たなニーズに応えるため、持続的な製品革新を行います。
AINECT®を通じて、物流現場のデータを可視化し、フィールドコントロールによる現場改善を実施します。
これにより、アイオイ・システムは物流現場のDXを推進し、新たな価値を創出していきます。
この記事の作者

吉川 孝道
株式会社アイオイ・システム 取締役